top of page

手に職がついて安定収入も狙える圧接の仕事

  • sineigasuassetu
  • 8月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月27日

こんにちは。今回は若者の将来の不安についてです。

調べていると以下のような情報を見つけました。


“Z世代の将来不安を考察するうえで興味深いのは、前述の子ども家庭庁の調査において「仕事に対する現在または将来の不安」として、「収入」に続いて「きちんと仕事ができるか」(70.8%)、「働く先での人間関係がうまくいくか」(67.7%)、「そもそも就職できるのか・仕事を続けられるのか」(66.8%)が上位となっている点である。いずれも「自信を持てない」ということであり、将来への不安が子ども・若者の「自己肯定感の低さ」に起因することを示唆している。”

株式会社 第一生命経済研究所

シリーズZ世代考(2)「なぜZ世代は将来不安を抱いているのか」 より抜粋


こうした背景から、多くの若者が安定して働ける職業将来性のある仕事を求めています。しかし、目立つ職業ばかりに注目が集まる一方で、社会を支える重要な仕事の中には、まだあまり知られていないものも少なくありません。 将来に対する不安を減らすために、すべきこと・できることは何でしょうか。


そんな皆さんに、今回は “圧接工”という仕事の魅力と将来性をお伝えしたいと思います。

ree

■社会インフラを支える誇り高き仕事

圧接工とは、鉄筋や鉄骨を高温で加熱し圧力をかけて一体化させる専門職。建物や橋、高速道路、鉄道など、あらゆるインフラにおいて欠かせない工程を担っています。一見すると地味に思われがちですが、その仕事の正確さと強度が、構造物の安全性を左右するといっても過言ではありません。


地震の多い日本において、鉄筋のつなぎ目が弱ければ致命的な事故につながるおそれがあります。だからこそ、圧接工の技術と経験が必要不可欠なのです。 この仕事に携わることは、社会を根幹から支えることでもあり、大きな責任と誇りがともないます。


■高い専門性と安定収入

圧接の作業は一朝一夕で身につくものではなく、資格や実地経験が必要です。熟練した圧接工は、現場で非常に重宝される存在です。


また、専門職であるがゆえに収入も比較的安定しており、年齢を重ねても第一線で活躍しやすいという特徴があります。体力仕事ではありますが、技術が評価される世界なので、若手がベテランに追いつき追い越すことも可能です。

手に職をつけたいと考える人にとって、非常に魅力的なフィールドといえるでしょう。


■AI・自動化時代でも求められる“手に職”の将来性

近年、建設業界でも自動化やAI技術の導入が進んでいますが、圧接工のような熟練技術は、今なお人の手による作業が中心です。

特に鉄筋の状態や気温、湿度など、現場ごとに異なる条件を判断して的確な圧接を行うには、長年の経験と勘が必要とされます。


また、少子高齢化によって建設業全体で人手不足が深刻化しており、特に技能職における若手人材の確保が急務となっています。これは逆に言えば、圧接工という仕事のニーズが今後も高いことを意味します。


今後、技能実習制度や外国人労働者の受け入れなどで構造が変わっていく可能性はありますが、「手に職」の価値が薄れることはありません。むしろ、現場で信頼される技術者として長く活躍できる仕事の一つとして、圧接工は再注目されつつあります。


まとめ

圧接工は、社会を支えるインフラの現場で重要な役割を果たし、専門性の高い技術によって長期的な安定を得られる仕事です。AI化の時代にあっても、確かな腕と経験が求められ続ける「手に職」の代表格ともいえるでしょう。


これから将来の仕事を考える上で、「人にしかできない技術を身につけたい」と思っている若者にとって、圧接工は非常に有望な選択肢です。

コメント


bottom of page