雪や雨でも圧接はできるの?
- sineigasuassetu
- 2025年12月4日
- 読了時間: 4分

こんにちは、新栄ガス圧接です。
昨日今日と、日本海側を中心に今年一番の冷え込みとなり、断続的に雪が降り続いているようです。
地域の皆様には、安全にお過ごしいただき、移動の際は路面の凍結や交通状況に十分ご注意ください。
さて、「雪や雨が降っていても圧接作業はできるの?」と疑問持たれる方がいらっしゃいます。(新栄ガス圧接は東京都に位置しておりますが、群馬や栃木の現場を担当することもあり、山の方は厳しい冷え込みや雪となる可能性もあります。)
結論としては、原則として中止です。ただし、鉄筋の水分・足元の安全・機材の状態など、現場の判断により行うこともあります。
■ そもそも圧接は「鉄筋同士を高温でつなぐ作業」
圧接は、鉄筋を高温で加熱し、押し付けて一体化させる技術。火気と熱を扱うため、周囲の状況(風・湿気・足元の状態)が品質と安全に直結 します。
また、異物が圧接面にあると品質が落ちてしまうため、原則行わないことが望ましいとされています。
■ なぜ「中止」が原則なのか?
圧接は鉄筋同士を高温で加熱し、一体化させる非常に繊細な作業です。そのため、以下のような理由から 雨天・降雪時は品質確保と安全の両面でリスクが高くなる ため、中止が基本となります。
▼ 1. 水分・雪による品質低下のリスク
鉄筋に水分や雪が残っていると、
加熱が均一に伝わらない
圧接面に蒸気や異物が入り込み欠陥の原因になる
急激な温度差による不良や割れの可能性が上がる
圧接はミリ単位の品質が求められる作業のため、少しの水分でも大きな影響を与えます。
▼ 2. 滑り・転倒・火気事故のリスク
雨や雪の日は、足元が滑りやすく、火気を扱う圧接作業では特に危険が増します。転倒はもちろん、ボンベ・ホース類への負担増や、機材転倒の危険もあります。
▼ 3. 機材トラブルのリスク
ガス調整器やホースは水・冷気に弱く、・圧力の不安定・火の立ち上がり不良・結露によるトラブルなどが起こりやすくなります。
▼ 4. 周囲条件の不安定さ
風が強い、気温が急低下する、鉄筋が湿気で冷え続けるなど、屋外作業は天候による変動が大きく、安定した品質と安全を担保しづらい状況になります。
このように、品質・安全・設備のすべてに影響が及ぶため、原則として中止が最も合理的 なのです。
■ 【雨の日】の場合
鉄筋の接合部が濡れていないこと
作業者の足元が滑らないこと
機材(調整器・ホース)に水がかからない状態を確保
雨で鉄筋が濡れていると、・加熱効率が下がる・欠陥につながる可能性があるため、水分をしっかり拭き取り、品質を確保できる状態 が必要です。
また、雨脚が強く風もある場合、火が安定せず作業に支障が出るため、無理に作業は行いません。
■ 【雪の日】の場合
雪を落として鉄筋表面を乾かす
足元の雪や氷を除去して滑りをなくす
ガス調整器が冷えすぎていないか確認
雪は雨以上に鉄筋を冷やし、周囲も滑りやすくします。圧接品質の確保だけでなく、転倒や機材トラブルのリスク対策 が欠かせません。
気温が低すぎるとガス圧も安定しないため、監督や職長による「今日はできる/できない」の判断がとても重要になります。
■ ■ 天候悪化=中止ではない。重要なのは「安全と品質を守れるか」
圧接に限らず建設現場では、天候と相談しながら作業を進めます。大切なのは、
品質を確保できる状態か
作業者の安全を守れるか
無理をせず、最適な判断ができるか
という点。
雨や雪でも作業は可能ですが、ムリに作業するのではなく“安全で確実な圧接”を行える環境を整えることが最優先 です。
■ ■ 最後に
圧接はシンプルに見えて、天候・温度・鉄筋の状態が仕上がりに影響する“繊細な仕事”。だからこそ、監督や職長の判断が大きな役割を果たします。
「安全で、確実な圧接」を届けるために——天候に左右される日こそ、プロの目と段取り力が問われるのです。



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